楽天銀行を活用した破壊的な配当金利回りの実現方法

こんにちは。

これまで、株式からの配当金の3つの受取方法につきまして説明してきましたが、楽天銀行の「配当金受取プログラム」を活用した破壊的な利回りを実現させる具体的な方法をお伝えします。

まず、楽天銀行の口座で配当金を受け取るには、振込先を楽天銀行にするために「登録配当金受領口座方式」を選択して楽天銀行の口座を指定しておく必要があります。

これと「端株取引(単元未満株取引)」と組み合わせることで、破壊的な利回りを実現させるというのが、このスキームなのです。

そもそも、端株とは、単元未満の株を指します。通常株は100株単位で売買をするようになっています。
この一定の単位以下の株取引を端株取引といいます。例えば1株とか10株とかの取り引きが端株取引(単元未満株取引)に当たるのです。

こうした単元未満株取引はすべての証券会社で提供しているわけでなく、「SBI証券」、「カブドットコム証券」、「マネックス証券」で提供されています。

例えばSBI証券(S株)は手数料が0.5%(税別)で最低50円となっており、単元株(売買単位)が100株の銘柄でも1株単位で売買できます。250円の株価の株も通常の単元株数(100株)で買うなら2万5000円の予算が必要ですが、端株取引なら1株250円で買うこともできるわけです。

仮にこの会社が年に2回、1株当たり3円ずつの配当金を出していると仮定します。この場合、端株であっても1株を所有していれば半年に3円の配当金を受け取ることができるわけです。

年に3円×2回の配当金です。「な~んだ。たったの6円じゃん。」と思われるのも無理はありません。これだけだと何の変哲もないのですが、ここからがこのスキームのミソなのです。

これに楽天銀行の「株式配当金受取プログラム」から入金される10円ずつを上乗せされます。

年に2回の配当があるわけですから、株式配当金受取プログラムから20円の現金プレゼントを受け取ることができるわけです。

250円+SBI証券での1株の購入手数料54円=304円の投資で「配当金6円」+「株式配当金受取プログラム20円」の合計26円の年間インカムゲインとなります。投資総額は304円なので利回りに換算すると、8.55%の高利回りとなります!

このような企業を何社も保有していれば年間で一定の金額が振り込まれます。

ちなみに私は最盛期には毎年約300社から年間2回配当金とそれに対する楽天銀行からの10円ずつ入金されていました。

ただ、このスキームの弱点は毎年の6,12月の配当金入金シーズンになると、郵便ポストが配当金を知らせる封筒でパンパンになることと、売却するときにも手数料が掛かりますので、十分な値上がり前に売却すると、元本割れをするリスクがあります。